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季節は多少まだ早いのですが・・・・・・桜の時期に京都洛東疏水径、つまり哲学の道を散策したことがあります。 南禅寺水路閣を出発し、永観堂・霊鑑寺・安楽寺と巡って、疏水沿いの桜を楽しみながら北へ足を進めると――心地よいあの詩が、春時雨の雨音と共に耳元に響いてきました。 比叡時雨れに追い詰められて、 茶店の庇に雨宿り。 思わせぶりに暖簾が揺れて、中の気配が気にかかる。 貴方のいない京の町・・・・・・ 一人ぼっちの京の道・・・・・・ 水の流れに歩幅をあわせ、 桜の花弁を追いかける。 息を切らせて甘える肩を、優しく支えてくれた腕。 一人ぼっちの京の道・・・・・・ 貴方の眠る京の町・・・・・・ 風に漂う枝垂れの桜(はな)も、 雨に濡れ散る疏水径。 法然院から、銀閣へ廻り込む頃には雨も霧となって、疏水の桜をいっそうしっとり潤していました。 |
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